別室ゲッターラボ

メインのブログの「人生を楽しいに変えるブログ」の別室として、「お金」を主なテーマに書いています

バブルの時の土地ころがし~その1~

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僕のブログって基本的には、それを読むことで悩みが解決したりヒントになったりってものがほとんど。

 

特にメインの「人生を楽しいに変える」はブログだけで、「悩みが解決しました」「人生が変わりました」って人が結構いて僕のセッションは受けてないのに、ブログを知り合いに勧めまくってる「隠れファン」がいたりします(笑)

興味のある人人はこちらです。

https://ameblo.jp/getlabo

 

こちらでも、前回はお金に関するそんな感じでしたが~

このブログは僕の体験したことで、多くの人はあまり体験したことのない「お金」が絡んだお話も書いていきたいって思って始めたんですよ。

 

で~今回は「バブルの時の土地ころがし」です。

 

平成から令和になってバブルからもう30年以上。

20代の若者は生まれてさえいないし、30代でも子供でしたからいまいちピンとこないかもしれませんね~

 

いや、多くの「庶民」はバブルの恩恵ってそんなに受けてないから、「ジュリアナ東京」とか「外国の会社とかを日本人が買いまくる」のをTVでみて、「バブル」ってイメージを持ってるかもしれません。

 

だから、多くの人には多少、給料が良かったり住宅ローンが簡単に組めたりぐらいではないですかね。

あと、この時代を知らない人には信じられないかもしれませんが、銀行の預金金利が8%とかでしたね^^

 

ましてや、バブルの代名詞である「土地ころがし」なんて関わってないと思います。

 

多くの人は、バブル時代に土地ころがしで儲けまくってる人がいるってのは知ってても、そんな人に会ったこともないし見たことも無いと思います。

 

僕はと言うと~バブルも終盤になった頃に僕の住む鳥取にもその「土地ころがし」の波がやってくるんですね。

その時に僕は地元でも業界ではちょっと有名な「土地ころがし」を専門にしている不動産屋に勤める事になったんですね。

 

当時、僕は22才。

当初の名目は社長の運転手兼、雑用係。

そして「有名」な理由は、社員が僕を入れて6人なのに年商がこの田舎で億なことと「ちょっと」いや「かなり」やばい系な事でした(年商の億も「表に出ている数字が」です。実際はゼロの桁が一つ多いです)

 

ここではなかなか貴重な体験が多かったですね~

 

何回にかにわけて話さないといけないくらいありますよ^^

 

まず、その「土地ころがし」ってやつです。

 

これは今でも無いことはないんですね。

要は、買った土地をそれより高く売って利益を稼ぐってことなんで、これは商売の基本ですよね。

八百屋だって靴屋さんでも大手スーパーでも同じこと。

 

株のトレードでも同じですよね。

 

バブルでなぜこれが代名詞になるほど行われたかのかっていうと、その値段の上昇率が半端なかったからです。

 

株で言う「ストップ高」が延々と起こっている状態です。

これ資金があれば買えばすぐに売れて儲けがでるわけですよ。

 

なぜこんな事が起こったかっていうと~いろいろあるんですが、「土地が不足する」って発想があったらしいのです。

 

日本は島国で山も多いから住める場所が限られてる。このまま、人口が増えていけばいずれ「土地が無くなる」。だから、土地の値段は下がることはない。

 

こんな、今から考えたらわかりそうな謎理論があったようなんですよ。

 

そして、みんなが土地を買い始めちゃったから「みんなが欲しいもの」=「値段が上がる」って市場原理でどんどん土地の値段が上がり始めました。

 

そうすると、自己資金のある人はどんどん投資しますから増々これに拍車がかかります。

 

他にもバブルには要因はあったんですけど、とにかくバンバンお金が儲かる人が出てきました。

 

僕が体験したのはそのピークから少し後になります。

都会でもう買える土地がなくなったけど、現金はいくらでもあるってまさにバブリーな人が田舎に土地を求めて押し寄せてきたんですよ。

 

しかも、確かに土地の値段は上がり続けていたので「ほぼ100%儲かる」って投資ですから、銀行もいくらでも貸してくれたんです。

だから、自己資金の何倍も借りて転がしている人もいくらでもいました。

俗に言う「レバリッジ」ってやつですよね。

 

さて、そんなお金が有り余ってる人達が田舎にやってきました。

当時の地元でのそんな人達の窓口が、僕の勤めていた「T」だったんですね。

 

都会では坪単価◯◯百万円とか1千万円オーバーもある状態で、こちらでは高くても20万円。

バブリーな人達にしてみたら「ただ」みたいなものです。

 

しかも、まだ誰も転がしてない土地だらけですから、そこは「宝の山」ですよ。

 

そんな話を聞きつけて、次から次えと現金が余って仕方のない人がやってくるんです。

 

殆どは誰かからの紹介なんですが、たまに飛び込みでやってくる人もいるんですね。

 

ある時、白いロールスロイスに乗った禿げたおっさんが二人のごっつい秘書?とやってきました。

その二人はジュラルミンのケースを持っていたんですが・・・・

 

応接室で「金ならなんぼでもありますよって。買える土地を紹介してくれまへんか!」と・・・・

「とりあえず、7億ほど現金を持ってきとります」

 

応接室のテーブルの上に無造作に1000万円の塊が積み上げられて・・・・・

いま、ドリームジャンボ宝くじって1等いくらですっけ?前後賞合わせて4億円ぐらい?

これの倍近いお金を現金で「とりあえず」って持ってきたんです。

 

でも、7億円って当時の「土地」がらみの事では「大した金額ではない」のですよ。

 

ところで、その土地ころがしって今でもあるんですが、今はそんなに「うまい話」ではないんですね。

それは当時のように地価が上がらないって事もですが~ちょっと詳しい人ならわかりますよね。

5年以内に土地を売却すると、その利益のだいたい40%ぐらいは税金で取られるんです。

まあ、それでも金額が大きければそれなりの儲けにはなるでしょうけど、今の時代でそんな急上昇する土地はよほど特殊な場合だけでしょう。

 

では、当時はというと~

実はもっと税金で取られたんですよ。

 

これちょと調べてみたんですが、ネットでてこないんですよね・・・

僕の記憶では当時は3段階に別れてて、長期と短期と超短期で税率が違ったのです。

 

「ころがす」って場合はたいがいは1年以内に転売します。すると1年以内の場合は超短期で税率が90%以上だったんです。

 

これ、たしかこうだったはずで、もしかしたら土地ころがしが激化したのを防ぐために一時的にそうだったのかもしれません。

なので、もしかしたらバブルの後半だからこそなのかもしれないのですが、そのへんよくわからないですね。

 

で~なんにしても、利益の殆どを税金で取らてしまうわけですよ。

 

これでは、「投資」にもボロ儲けにもなりませんよね。

 

でも、ころがしまくってたんです^^

 

その理由は~~

 

これは「利益」に対しての税金です。

例えば1000万円で買った土地をすぐに1500万円で売ったら、500万円に対してかかる税金です。

でも、ここでその土地を売るためには経費がかかるわけですね。

不動産登記とか場合によっては測量とか、その費用は経費として利益から引きます。

その残りに税金はかかるわけですよ。

 

で~~~~ここで経費を450万円ほどかければ税金は50万円にしかかりませんよね。

でも、実態に経費をかけちゃったら「儲け」にはなりません。

 

そこで、必要になってくるのが~~「反社会的勢力」の方々。

いわゆる「ヤ◯ザ」さんたちです。

 

これが最初の方に書いた「かなりやばい系」って事の一部。

 

ここで出会った人達は、そのヤ◯ザさんたちに本物の詐欺師、ひいてはこの会社からのつながりで中国の公安の偉い人に軍のスパイまで・・・

 

僕、よく、生きてたな~(笑)

 

では、その土地ころがしの「からくり」を次回お話しますね~

 

そのうち中国での公安の人の話とかもしますね。